パッケージオールスパークパワーに該当するシリーズなので、オールスパークをイメージした水色のエフェクトが追加。台紙の背景もオールスパークキューブになっています。海外で展開した商品なので台紙には貼り付け式。
北米ではウォルマート限定で発売。ブリスターの上にウォルマート限定を意味するシールが貼られています。
今となっては憎いシールですね ビークルモードブガッティ ヴェイロンを意識した紫のスポーツカーに変形。ドリフトよりも先にとんでもない値段の高級車のブガッティが実写デビューです。こちらはあくまでもブガッティ風な上に他シリーズの玩具を流用したオリジナルキャラですが。
先述の通り、過去のTFからの流用品で
サイバートロン(ギャラクシーフォース)の
クロスワイズ(オートボルト)のリペイント。ボディを気品あふれる黒からディセプティコンらしい紫に変更。シルバーのペイントも増えて大幅に印象を変えています。
書籍ジェネ2008vol.2ではG2レーザーロッドの
ジョルト(ホットロウ)がモチーフと記載してありますが、ハズブロ公式が
マイクロマスター スポーツカーパトロールチームの
ロードハガーがモチーフだと明言しています。ただし名称が使えなかったのか、同じく紫の車から変形するG2ジョルトを使用した模様。そのジョルトって名前は実写続編のリベンジで登場する無関係のオートボットに使われてしまいますが・・・。名前もビークルも後から登場したオートボットに被るとか居心地悪そうですね。
サイド銀の塗装が目立ちますね。車高が低めに作られているのも嬉しい。
後部には炎の形をしたミサイルが、エフェクトの様にセットされています。ボタンを押せば、スプリングで発射可能。
ただアフターファイヤーとしては排気管の位置が高すぎないかコレ???
トランスフォーム!変形パターン自体はそんなに難しくはないのですが、ドアとその下のバーを逃がしたり固定するのがやや難しい。細長いパーツなので、破損を防ぐためか取れ易くなっている辺り、開発側も意識してそう。
ロボットモードボンネットを配置した胸など、一見オーソドックスな車型TFの見た目ではありますが、肩のドアやシールドとして装備されたルーフなど、独自の要素があるのが面白い。
胴体がデカいというか、後輪付近がガッツリ背中に回っているので、少しアンバランスな印象は受けますが。先述の通りサイバートロンの型を使用しているので、実写らしくないデザイン。
玩具オリジナル実写後日談展開である「オールスパークパワー」シリーズの商品に該当。しかしシリーズ共通仕様であるオールスパークの発光をイメージした水色のペイントは使用されていません。恐らくですが、これは本来は実写ラインで出す予定は無く、同時期に展開していたユニバース2.0の方で発売する予定だったからかと。
ちなみにデフォルトだと腿のパーツが入れ替わって組まれているので、外して元に戻しています。
正面戦いの最中に
オールスパークから放たれたエネルギーによって生まれた
ジョルトは、嘘と破壊について、より細かく学ぼうと考える。
バリケードに助言を求めるも、ジョルトは倒された上に、
フレンジーに彼のタイヤを切り裂かせるのであった。それはジョルトにとって最初で唯一のレッスンであり、心に深く刻み込まれるのであった。
玩具オリジナルキャラではありますが、IDWのスピンオフコミックリベンジの前日譚コミック
「アライアンス」と同じくリベンジ前日譚小説「ザ・ベールド スレトゥ」に登場。
フェイスアップバイザーの下にツインアイのある顔なのですが、判り辛いですね。
頭部の赤い丸に目が行きがち。パシフィック・リムのチェルノ・アルファみたいな。
武器のミサイルランチャーはリアウィングを取り外したもの。5ミリジョイントで保持可能。ビークルモード同様にスイッチを押せば炎状のパーツが飛んでいきます。
背中に回していた後輪付近のパーツは、銃器の様なモールドがあるので、回転させれば武器の様になります。
ギミックを発動させるための
「サイバーキー」が1つ付属。
プラネットX型のリペイントでクリアパープルで成型。裏面にディセプティコンエンブレムがモールドされており、ぼんやり見えるのが特徴的なキーだったのに、今回はガッツリと表面にディセプティコンエンブレムがプリントされています。普通にディセプティコン用のキーのリペイントじゃダメだったんかね。
ちなみにこのキー、表面が平らという点を理由に
ゴールデンディスクとか
セクターセブンのエンブレムとか、色々と印刷され放題だったりする。
実写シリーズの商品ですが、先述の通りユニバース2.0で発売する予定だったからか、エンブレムは本体とキー共に目つきの鋭い実写用ではなく通常デザインのもの。
ビークルモードで後部にキーをセット!
ロックが解除され、スプリングでミサイルラックが出現!そこそこ勢いがあるので気持ち良いですが、ミサイルラックが小さいのもあって少し地味。
ビークルの形状を保ったまま、出現するのは隠し武器みたいで好き。
ロボットモードでも同様にミサイルラックが出現。長期間、ミサイルラックが収納されていた関係でスプリングが弱ってしまったのか、最後まで倒れ切らないことが。
ポージング古い型ではありますが、当時にしては動いてくれる方。シールドが時たま邪魔になりますが、逆にシールドがあるからこそ取れるポーズもあったりしますし
活躍アレコレ
玩具オリジナルキャラですが、コミックや小説で活躍。
リベンジの前日譚コミック
「アライアンス」では、
サウンドウェーブの指示で地球に派遣されたディセプティコンの一体として登場。オールスパークで生まれた訳では無いのかな。
スィンドルと共にサンフランシスコで暴れ、オートボットを陽動する役割を負っていました。ちなみに相方のスィンドルのことは嫌いな模様。
ただし、名前がリベンジに登場する
オートボットの
ジョルトと被る関係からか、
デッドエンドに変更された上にビークルモードも何故か
アルファロメオ・ミト風に変わっています。オマケに変形する機会も無くロボットモードも披露せず。
名前も外見も設定も変えられるとか、それもうジョルトの面影なくない?勿論、リベンジで玩具オリジナルで登場した
デッドエンドとは無関係だ!!
挙句の果てには
オプティマスに真正面から衝突。ロボットモードに一度も変形することなくビークルモードのまま、潰されて死んでしまいました。扱いがいくら何でもあんまり過ぎる・・・。
玩具の設定ではオールスパークで生まれた後、バリケードに嘘と破壊について教えてもらおうと思ったら、暴力を振るわれた可哀そうな人。直接、体に教え込まれるとは。フレンジーにタイヤを裂かれたそうですが、TF的にタイヤを裂かれるのってどの位のダメージなんでしょう・・・。
1作目の決戦の後に生まれたハズなので
「その時にはフレンジーは死んでない?」ってツッコミたくなる所。
実写キャラと言えど、元々はジェネ系列の前身であるユニバース2.0向けであった点や、サイバートロンの型というのもあって実写よりもジェネ系列のTFとの方が馴染む。G1ロードハガーとして遊んでも良し。
バイオで関連性がある以外にも名前の元ネタがマイクロマスターであるバリケードや、ロードハガーが属していたレースカーパトロールチームのメンバーも一部リメイクされているので混ぜて遊んでみるのも良いかもしれない。
マイクロマスターの
ロードハガーがモチーフとは言え、
ジョルト名義になってしまったのだし、そっちの設定で遊ぶのも良いかもしれない。同じG2レーザーロッドである
エフェクトロも
リメイクされている訳ですし。
武器はちょっと緩かったので、しっかり保持できる訳ではありませんが。
以上
「オールスパークパワー ジョルト」でした!玩具も設定もコロコロ変わる忙しいヤツ。開き直って自分だけの設定で遊ぼう。玩具自体も悪くは無いのですが、上半身が大きすぎて少しアンバランスな印象を受けました。良くも悪くも目立たないのでモブとして紛れさせるのに良いかも。