玩具置き場が本格的に無くなって来たかも知れんな???
今回はG1TFを当時版を意識したパッケージで復刻する
「ヴィンテージ」シリーズより
ディセプティコンの情報参謀
「サウンドウェーブ」を紹介!
※日本未発売
パッケージG1当時品をほぼそのまま再現したパッケージ。主な違いは内部のケースが発泡スチロールからブリスターに変更され、裏面が2か国語仕様で注意書きやロボットポイントのデザインが変わっている辺りでしょうか。TFの復刻版はパッケージのデザインが別物になることも多かったので、ほぼそのままで出るのは嬉しいポイント。ハズブロのロゴなんかも当時のモノを再現。
復刻自体はの国内外共に何度かされていますが、付属のカセットロンが変更されており初代と同じバズソーとの組み合わせでの復刻は今回が初。ちなみにアメリカではウォルマート限定で発売。
基本的にパッケージは捨ててしまうのですが、これはちょっと残しておきたいかも。
ちなみにパッケージ内の画像には面白いミスがありまして。本来、サウンドウェーブの武器に貼る用のシールがパッケージ内では何故かカセットプレイヤーの横、ロボットモードでの脚に貼られておりまして。説明書でもココに貼る様に指示が出ています。コレは当時品から同じ。
しかし流用元のニューミクロマンのカセットマンや国内版などを考えるとやっぱり武器に貼るのが正しいと思われます。恐らく当時品のパッケージの写真をそのまま使っているのだとは思いますが、ココまで忠実に再現しているのは面白い。
サウンドウェーブ カセットプレイヤーモード青いカセットプレイヤーに変形。流用元である
ニューミクロマンの
カセットマンや国内版の当時品に付属していたヘッドセットは海外版には無い様で、そこも再現。ダイキャストが使用されているおかげでズシリと重たくて嬉しい。裏面にはフックが用意されている為、実際にベルトなどに引っ掛けることが出来ます。
銀色の部分は殆どが塗装。どうやら当時品やこれまでの復刻版と違って銀色で成型されていた場所は全て塗装されている様です。
ちなみに
シークレットエンブレム(ラブサイン)がどこにも貼り付けられていません。元々シークレットエンブレムはコピー品や類似品との区別を付ける為のラインセンスマークとして途中から追加されたモノだった様で、それが採用される前の最初期版を再現したのかな、と。とはいえ、一部パーツの形状はまだしも腕まで銀塗装されているなど、色々と違う様な気もしますが。
右上のメッキの開閉ボタンを押すことで実際にカセット収納部分が開閉。
同じくメッキで再現された電源スイッチ、ボリューム調整ダイアルは実際にスライド、回転させることが可能。元々、ニューミクロマンでは本物らしさをウリにした商品だったのもあり、良く出来ています。
裏面のフックは電池蓋にもなっており、スライドさせて取り外すと中に電池が収納されています。電池はロボットモードの武器になるので余剰対策を兼ねています。初代は武器が余剰パーツになるのは当たり前というモノが多い中、こういった対策が取られているのは珍しい。
ビークルでは無い周辺機器だからこそ出来るギミックでG1サウンドウェーブのお気に入りポイントの一つ。
トランスフォーム!中央のカセット収納ユニットを中心に折り畳んでいた手足を展開していくシンプルな変形。手足の軸が金属軸でスライドさせて伸ばす必要があるのでちょっと怖いですが、復刻版ならまだ劣化も無いですし比較的、気軽に変形させられるのは嬉しいところ。
ロボットモード基本的にロボットモードは右肩を手前にして撮るんですけど、顔が隠れちゃうので今回は左肩を手前で撮影。
箱状から変形しますが、ロボットモードはそこそこ傾斜が作られているおかげでまで箱っぽく無いような。特に膝の出っ張りがある形状が好きです。
カセット収納の関係で肩幅がやや広い様なきもしますが、可動範囲が広いお陰でハの字立ちが決まるのもあって見栄えも良いです。
つま先がダイキャストなお陰で安定して立たせられるのも嬉しい。G1コンボイや
ホットロッドもでしたが、つま先がダイキャストだと安定感があるのとおもちゃらしさがあるのもあって無性に嬉しくなる。
正面メガトロンからの信頼も厚い
ディセプティコンの情報参謀。他のディセプティコンからは日和主義と軽蔑されているが、集めた情報を元に脅迫に利用する。カセットロン部隊を率いて情報収集から分析、戦闘までこなす。エフェクトのかかった声でしゃべる。
フェイスアップバイザーにマスクと表情の読めない顔。ディセプティコンマークの元になった顔でもありますが、バイザーで四角い顔からツインアイで顎が尖ったエンブレムを生み出すとは結構アレンジされていますね。
武器の
コンカッションブラスターと
ロケットランチャー。収納されていた電池が変形したモノになります。5ミリジョイントで拳と肩に装備出来ます。
メッキの先端は余剰パーツ。安全基準でスプリングがオミットされた様でミサイルとしての発射はできませんが、しっかりとセット可能。当時品はロケットランチャーの方にも差し込めたようですが、軸のサイズが変更されたのか出来ませんでした。ミサイルは予備含めて3つ付属。
特徴的な形状なのもあってサウンドウェーブと言えばコレって印象が強いです。でも肩のロケットランチャーを使用していた記憶が全く無い・・・。
バズソー カセットテープモードマイクロカセットテープに変形。カセット要素はほぼシールでの再現なので何かちょっとズルい様な気もする。表面しかカセットの模様が無いので裏面はモロに変形後の見た目が出ちゃってます。サウンドウェーブに収納するときはこの形態。
海外版ではサウンドウェーブと同梱されていたのは彼。サウンドウェーブは復刻版やリメイク版などでは
レーザービーク(コンドル)とのセットであることが多かったのでなんだか意外な感じ。
レーザービークと同型で、塗装とシール(模様まで同じ)の色が違うだけという、成型色の違いが無いという微妙な仕様。
サウンドウェーブ同様に初期版を意識してかシークレットエンブレムは貼り付けられていません。
ビーストモードコンドルに変形。小サイズでも立体的な鳥に変形出来るのは面白い。メッキの武器
「ツインモルタルキャノン」は余剰パーツ。また安全基準の関係から銃身が短くなっています。
ディセプティコンの空中破壊兵。20マイル先の画鋲を捉える視力と2門の臼砲を備える。のこぎり状のくちばしで攻撃する。
劇中でも数えるほどしか出番が無く、登場時も大体レーザービークと一緒に登場する空気の薄いカセットロン。レーザービークのリカラーで簡単に出せることからか、出番に対して玩具の数はそこそこある様な?
ギミックカセットプレイヤー、ロボット両モードでカセットテープモードのカセットロンを1体収納が可能。カセットテープとしての機能を再現したギミックですが、それをイジェクトという出撃機能にしたのが面白いアイディアで良いですねー。
ポージングサウンドウェーブ、G1の中ではかなり動く部類。首が回るのが珍しい。肩の付け根は変形の都合で斜めにもできますし、変形に無関係の肘まで曲がる。脚も上がるのですが、上げると左右に開けなくなるのと膝が前にしか曲がらないのが惜しい。
バズソーは首と翼を広げる角度が変わる位ですかね。
一つ問題を挙げるとすれば、元から大きめの商品なのに変形の都合でさらに大きくなるので、他のG1初期TFと並べるにはちょっとデカいんですよね・・・。玩具的にはヴォイジャー程度の大きさではありますが、この頃はデラックスクラスより少し小さいくらいが標準サイズでしたので。
バズソーの活躍がイマイチ思い当たらないので胸にしまって、レーザービークを代わりに出撃させて他のオートボットと対決!やっぱりデカい様な。
以上
「ヴィンテージ サウンドウェーブ」でした!G1最初期の傑作の1体。アンコール版を当時買い逃し、その後も見かけてもクラシックのカセットが二枚入る仕様のヤツとか欠品アリとかで納得の行く仕様のモノを手にする機会がありませんでした。そんな中、当時品に近い組み合わせのヴィンテージで登場!無事に手に入れることが出来て嬉しい限り。色々と仕様が変わってはいますが、その新しいバリエーション仕様を見つけ出すのも復刻版ならではの楽しみかなーと。