色々とやりたいことあるけど、この暑さじゃどーもな
今回はG1TFを当時版を意識したパッケージで復刻する
「ヴィンテージ」シリーズより
オートボットの騎士
「ホットロッド」を紹介!
※日本未発売
パッケージG1当時品をほぼそのまま再現したパッケージ。主な違いはヘッダー部分が丸みを帯びていた当時品に対して角ばっている点、裏面が2か国語仕様で注意書きやロボットポイントのデザインが変わっている辺りでしょうか。TFの復刻版はパッケージのデザインが別物になることも多かったので、ほぼそのままで出るのは嬉しいポイント。復刻自体は何度かされており、国内で発売した15周年版も当時の国内版パッケージを再現したモノでしたが、今回は海外版パッケージ。ハズブロのロゴなんかも当時のモノを再現。ちなみにアメリカでは
ウォルマート限定で発売。
基本的にパッケージは捨ててしまうタイプなのですが、これはちょっと残しておきたいかも。
ちなみに販売時は何故かトレーが左右逆向きに入っており、ホットロッド本体が殆ど見えない、なんてことに・・・。なので最初の画像では一度中身を出して直しています。後期販売分では修正されたとかなんとか。
ビークルモード赤いフューチャーカーに変形。1985年頃に発売された型ですが、一部仕様を変えて復刻。初代の玩具は基本的に
ダイアクロンや
ミクロマンからの流用で、今回のロディマスなどの2010シリーズ辺りからTF用に新規で作り起こしたモノ。それでもゴム製のタイヤやメッキパーツ、クリアパーツの窓といったリアルカーモデル仕様は初代から引き継がれています。
ちなみにシールの素材が反射性の高いホイルシールの様なモノに変わっている為、これまでのモノと比べて結構印象が違います。最後に復刻されたコレクション版ではボンネットのファイアーパターンが印刷でしたが今回はシールに戻っています。オマケにファイアーパターンには販売される度に模様が微妙に変わっているらしいのですが、今回のビンテージ版もこれまでのモノとは違う模様の様に見えます。またタイヤのゴムの形状も変わっている様で、ホイール裏面を包み込む形状に変わっており、外れない様になっています。
サイド当時品の側面シールのファイアーパターンは紫でしたが、TF15周年記念版以降のモノは赤に変わっています。今回も例に漏れず赤。
G1玩具お馴染みの
シークレットエンブレムも仕様が変更。これまでのモノは銀の縁は反射しない銀でしたがビンテージシリーズのモノはギラギラ反射しまくる上に、エンブレムを温めても赤にしか変わりません。過去のシークレットエンブレムは復刻版含めて温度に合わせて赤や緑、青と多色変化が楽しめただけに残念。
トランスフォーム!シンプルながらも後部をぐるりと一回転させる変形やボンネット周りのアームを使った移動と見どころは多いと思います。シールが薄めのホイルシール素材になったおかげでこの型が抱える
「変形時のスライドで腿のシールが擦れて痛む」という問題を多少は回避出来たり。ただ単にガシャンガシャンとスライドをさせるだけだと剥がれてしまいますが、気を使ってゆっくりと少し浮かせながらスライドさせることで傷めずに済みます。
ロボットモードボンネットが胴体に来る王道的な変形。プロポーションはG1玩具の中では良い方かと。シールとメッキでギラギラと眩しい。
肩の接続はピン打ちではなくはめ込み式で、拳やエンジンの武器保持用の穴は5ミリジョイントな為、型としては最後に復刻されたコレクション版に一番近い様です。
ちなみにヴィンテージ版の特徴としてはボンネット裏のコピーライトの刻印が
「2017 Hasbro」「TOMY」などに変更。他にはシールやシークレットエンブレムなどの違い以外にもつま先のダイキャストパーツの塗装がガンメタルから黒に変更されているという点が。当時品は生産時期によってつま先が黒いプラスチックのバリエーションが存在しており、そのカラーを再現したモノではないかと考えています。
余談ですが全体的にゲート後の処理が荒く、さらに先述の妙にギラギラするシールなどから安っぽい印象が否めません・・・。
正面考えるよりもまず行動するタイプなオートボットの若き戦士。
ザ・ムービーにおける主役ポジションで
オプティマス、
ウルトラマグナスについで司令官の証
「マトリクス」を引き継ぎ総司令官
ロディマスプライムへと進化しますが、その後もちょくちょくマトリクスを手放したりするのでこの姿に戻ったり。コミックなどでもマトリクスの所持者は基本的にオプティマスなのもあり、ホットロッドでいることの方が多い印象。
フェイスアップエンジン裏に顔が。2010系から頭部が大きくなり顔の塗装も細かくなったりする傾向が増えたような。ひげ面やおじさん顔が目立つ2010系の中では普通のヒューマンフェイス。
武器のフォトンレーザー。2丁付属し、それぞれで造形が違います。過去の復刻で金型が改修された関係で、手持ちジョイントが5ミリと4ミリの2段層仕様に。
ビークルモードのエンジンに付けることも可能。余剰対策にもなっているのですが、1丁しか付けることができないので、どうしても片方が余ってしまいます。
ロボットモードで武器を装備。此方では2丁とも装備できます。
ポージング腕が90度曲がる他、変形の関係から腕の付け根の捻りと肩の付け根が前後に動く位とG1の中でも厳しめの可動。肩が上下に動かないというのは中々痛い。
アンコール版G1コンボイと。復刻されたおかげでこうして2体を並ばせることが出来ました。ダイアクロンからの流用と新規設計という関係で、構造や作りが大きく違いますが、メッキやシール、ゴムタイヤなどの要素はそのまま引き継がれている様に感じます。
以上
「ヴィンテージ ホットロッド」でした。海外ストア限定で気軽に手にすることが出来ないのは惜しいですが、久々のホットロッドの復刻。当時のパッケージをロゴまで再現してくれたのは嬉しい。妙にキラキラしたシールやゲート処理の粗さも気にはなりますが、細かな仕様違いを見つるという復刻版ならではの楽しみ方も出来たり。