ビークルモード
アサルトクルーザーに変形。赤と青のUSAカラー。タカラトミーの版権キャラを絡めたトミカ、ドリームトミカでもキャプテンをイメージしたモノもこのタイプの車だったりと、キャプテンを車に例えるとピッタリな様です。後部のスペアタイヤがキャプテンのシールドを模したモノになっています。型としては元々、「マーベルクロスオーバーシリーズ」としてトランスフォーマーとのコラボで出ていたモノのリペイント版。クロスオーバーシリーズはコミック版を意識していて明るい色でしたが、コチラは実写を意識してか暗めの配色になっています。青い所はキャプテンのスケルメイルを意識したモールドが彫られています。

横から。
側面からだと赤が多く、印象が結構変わります。

サイズはデラックスクラスよりも２回りほど大きく結構ボリューミー。FABとかよりも大きいです。

トランスフォーム！！タカラトミーが恐らく関わっていないハズブロ製TFな為、パネルを合わせるような変形が多いです。全体的に大胆な変形ではありますが、どことなく無駄が多いような、カッチリと変形させるのにちょっと苦労するような。従来のTFとはちょっと違う感覚です。パーツの合わせとか地味に面倒で何度も変形させたくなるようなタイプでは無いですねー。

スペアタイヤを模したシールドは星マークの書かれたボタンを押すことで周囲がスプリングでバシャッと展開！！そのキャラクターの特徴的な部分に一捻り入れてくれるのは面白い。

ロボットモード
キャプテンらしい、力強い体型。青のスーツに赤いブーツと手袋という見た目を見事に再現。胸が出っ張っている分、星が斜め上に付いていたり、腹巻みたいな腹部の模様はフロントバンパーに描かれていたりとややアレンジが加わっています。青い部分はキャプテンのスケルメイルを模したモールドだった点も含め、ただ単にキャプテンアメリカカラーのTFでは無い、特徴を掴んだ見た目なのが良いですね。盾は左右両方の腕に取り付けられますが、向きが地味に決まっています。

正面
マーベルクロスオーバー版ではファンタスティックフォーのミスターファンタスティックとアイアンマンが作り挙げたパワードスーツという設定でしたが、今回は特に設定は無く、ただ単に実写版アベンジャーズの公開に合わせてシリーズ名を変えアベンジャーズブランドにして再販しただけの様です。マーベルTFは国内でもいくつか出ていましたが、キャプテンは日本未発売。メックマシーンズ版も同様。

フェイスアップ
先述の通り、コミック版をベースにしているので横の羽が目立ちます。さすがに顔は肌色では無くメカッぽくアレンジ。

マーベルレジェンズ版キャプテンアメリカ(コミック NOW版)と比較。TF版の元となったコミックのクラシックコスチューム版を所持していないので正しい比較対象ではありませんが。

昔バイオニクルで作ったパワードスーツキャプテンアメリカと。パワードスーツ版は映画版を参考にしていたのでコレはコレで微妙な比較対象ですね・・・。

ポージング
スターウォーズTFやマーベルTFはタカラトミーが関わらないハズブロ製のTFと考えられているのですが、特徴としてパネルで埋めがちな変形とか関節に使われるクリックの幅が広いという点があります。このキャプテンも幅が広くて綺麗にポーズを取るのが地味に難しい。干渉箇所も少なく、可動箇所自体は多いだけにこれはちょっと残念。

以上、「アベンジャーズ トランスフォーマー メックマシーンズ キャプテンアメリカ」でした。アメコミとTFが好きな自分としては一石二鳥なおいしいシリーズではありますが、玩具としての出来はまあまあと言った所。出来はそこまで良くないですが、決して悪くはありません。なによりちゃんとキャプテンアメリカの見た目をしたロボットが、似合うビークルに変形、スペアタイヤがシールドに変形するなどのセンスが気に入っています。他にもマーベルTFは所持しているので機会があったら紹介したいところ。