1/10で旧ブログ設立から10周年だったみたいです。わーお。あんまりこういう事を祝って来なかったので喜び方が分かりませんが、なんか嬉しい。
「LEGO バイオニクル」より、トーアメトロがヴィゾラックの毒で半分獣、半分トーアの姿に変異したミュータント「トーア・ホーディカ」の1体である「トーアウェヌア・ホーディカ」を紹介!
パッケージバイオニクルでは同じみのプラスチックボトル。裏面の商品説明がカラーではホログラム調になっているのが特徴。ワカマとの合体モデルも掲載。付属のスピナーに書かれたカノカ・コードをWEB公式サイトで解析することで、スペシャルコンテンツを見ることが出来る点も紹介されています。
「トーア・ホーディカ」は2005年バイオニクルの後期商品で、2004年のトーア・メトロの6人が
ヴィゾラックの毒で変異した姿という設定。前年度のヒロイックな姿からクリーチャーチックな見た目に変化しています。
蓋には付属のスピナーをセットできるくぼみがあります。特別固定される訳では無く、殆ど乗っけるだけ。2個くらいまでなら乗っけられます。
パーツを組み立てれば完成!左右非対称な腕やマスクで無くなった頭部等、2004年のトーア・メトロからヒロイックさが薄れ、不気味な見た目になりました。といい銀のプロテクターなどはカッコいいですし、爪や牙などがある訳では無いのでクリーチャーチックとまでは行かず。2006年のピラカなどの方がもっとワイルドな見た目だったので、それと比べるとそこまでって感じではあります。トーアメトロとのパーツ的な共通点は殆ど無いので大きく変化した感じではありますが。他の5体との違いは武器と頭部のみ。OVAである
「WEB OF SHADOWS」では右腕が直接武器になっていたり、左腕が細長く、爪が生えるなど、クリーチャーっぽさを強調するアレンジはされています。
あまりの別人っぷりに発売当初はトーア・メトロが変異した姿だと気付かなかったり。あんまりこのデザインが好きでは無く、2005年は公式サイトなどによるストーリーの日本語サポートが殆ど無い上に、翻訳小説も途中までしか出ない、レゴクラブ終了、ヒロイックなデザインの商品が少なかった等と波乱万丈の1年だったのがあり、やや興味が薄れていました。
正面大地のトーア・メトロ、ウェヌアが
ヴィゾラックの毒で変異した姿。同じく変異したトーア、ラハガ達と共に荒れ果てたメトロ・ヌイで
シドラック、
ルーダカ率いるヴィゾラックの大群に挑まなければならない。
トーア・ホーディカは限られた期限の内に伝説上のラヒ
「キートング」に処置して貰わないと、変異したままになってしまう。さらに、マスクの力を奪われた上にラヒの野生本能に支配されぬよう、抵抗する必要がある。オヌ・メトロの学芸員であったウェヌアは仲間のトーアを助けるか、メトロ・ヌイの資料やラヒ達、どちらを守るべきか決断をしなくてはならない。
パワーアップでは無く、変異した姿というヒーローの玩具にしては珍しいバリエーション。続投したと思ったら、敵に捕まって変異して制限まで付けられるとかいうなかなか思い切った設定です。
2004~2005のメトロ・ヌイ期は結構話が暗いのもあって児童向けらしからぬ展開でした。
フェイスアップ元々の頭部というか、ウェヌアのマスクであるグレートカノイ・ルルの面影が殆どありません。獣っぽいかと言われたら微妙なところ。目はボロックなどに使われるお馴染のものを使用。当時は首パーツが使い勝手が良くて人気でしたねー。
武器の
「サンパー」は銀と黒のグラデーション成型。銀の部分は柔軟素材になっています。トーア・メトロ時のアースショックドリルが変化したモノで、地下からラヒを召還することが出来る他、ローツカ・スピナーにエレメントをチャージする能力もある様です。
先端が上下に動く様になっており、押さえつけると縮み、離すと柔軟素材の弾力で元に戻るというピストンギミックになっています。他のトーアホーディカの武器と違い、ウェヌアのモノのみギミックが付いているのでちょっとお得感ある。
右腕にもギミックがあり、肘がギアで接続されているので、上部のダイアルを回すと連動してチョップを繰り出します。ボトルサイズでギアギミックが搭載されたバイオニクルはこのホーディカで最後になり、2003年のラクシからの可動とギミックの両立は長続きせず、翌年からはアクションフィギュアとしての路線が強化されて行く事となります。
背中にはローツカ・スピナーを装備。付属のリップコードを挿して、勢い良く引き抜く事で回転しながら飛んでいきます。残念ながら今回はリップコード欠品でしたが、グレーのモノが付属しました。
ポージング全身がボールジョイントで可動!特に肩がボールジョイント接続されることで前後に2005年当時ではトップクラスの可動を誇ります。翌年からも肩の接続にボールジョイントを標準的に使うようになりました。
キーレラックと対決!!ヴィゾラックは大量に出てくるタイプの敵なので1対1だと物足りないですね・・・。
以上
「トーアウェヌア・ホーディカ」でした。敵に捕まり変異した姿と言うユニークな設定は面白いのですが、マスクが無かったり、ヒロイックさに欠けるなど、これまでのバイオニクルとは違った要素が多く、好みが分かれるシリーズだと思います。一方でホーディカを最後にギアギミックが廃止されるなど、初期バイオニクルのギミック要素を持つ最後のシリーズでもありました。ウェヌアは武器のピストンギミックが追加されるなど、お得感があって良いですね。