WFCトリロジー第二弾として
「アースライズ」が始動。
WFC(ウォーフォーサイバートロン)って言うくらいなんだから、ずっとサイバートロン星で戦うと思っていたけど、早くも舞台は地球に。それで良いのか?
シージはサイバートロンビークルと汚し塗装がそんなに好きじゃ無かったのと、国内版の価格が強気に感じていたので殆どスルーしていて、そんなに買っていませんでした。アースライズでは、アースビークル&殆どが汚し塗装無し、国内価格もスタジオシリーズと同じ程度に変更と、嬉しい事尽くし。その代わりにタカトミモール限定行きが増えましたが。
チョイスはシージで出なかったキャラが殆どですが、何体かはシージからサイバートロンビークルからアースビークルに姿を変えて再登場(オプティマス、スタースクリーム、スモークスクリーンとか)。あの辺は装備がシージ版と同じチョイスになっているのが同一キャラらしさを強めていて嬉しい。
言ってしまえば変形ヘンケイとかジェネレーション系列のリメイクラインに戻った訳ではありますが、ビークルを現代アレンジしたりせずにG1に近い姿をチョイスしたり、シージで標準化した可動範囲やピン打ち関節、各部の5ミリジョイントによる武装ギミックはそのまま引き継がれています。
リーダークラスの
オプティマス(画像右)。ヴォイジャークラス相当の本体とコンテナのセットで登場。
ジェネ系列で何度もリメイクされていますが、ここ数年は合体したり頭取れたり進化したりと独自のギミックを搭載され続けていたので、独自要素の無いジェネ系列のオプティマスの正統派リメイクとしては変形ヘンケイ版以来なんじゃないでしょうか。
一見、お馴染みの姿なので変形パターンもいつも通りと思いきや、外装が折りたたまれて内側に収納されたりと、より洗練されたモノに。複雑化はしましたが、ストレスにならない難易度で遊んでいて楽しいです。
公式宣材画像、パッケージ裏写真、イベント展示品で成型色などの仕様が二転三転しており、どんな仕様で発売するのか心配でしたが、無難な仕様でリリースされて安心。目は黄色で拳も成型色だと嬉しかったケド。
拳が開閉したり、マトリクスも付属したり、整備アームなどコンテナの一部を外して、オプティマス本体の装備できるギミックというのも面白い。
本体の出来は申し分ないのですが、個人的にはコンテナの出来にしょんぼり。
コンテナが思ったより小さくて、閉じた状態だとデラックスクラスが載せられないんですよね・・・。展開した基地モードでも中央部からビークルモードではみ出すのでちょっと厳しめ。
レジェンドクラス~マイクロマスター用ってサイズ。現行ではレジェンドクラス展開していないけど。
オプティマス本体はG1版より大型化していますけど、コンテナは小型化してます。G1版はコンテナにオートボットを載せて発進遊びが出来るのが楽しかっただけに、そこまで完全には引き継がれなかったのが残念。
アースライズの新ギミックとしてタラップとの連結もできるのですが、コンテナの接続部分がシールドに変形?する為、シールドとして使っているとコンテナと接続できなかったり、タラップ接続して道にしようにも装備用の5ミリジョイントが飛び出ている為、上を走れるTFは車高が高くないといけないといった問題も。
整備基地モードがそのまま残っているのは嬉しい。劇中未使用ではありますが、コンテナお馴染みのギミック。
コンテナ自身、タイヤ周りが寂しかったり、グレーとシルバーの成型だけで整備アーム本体がシルバーだったりローラーが付属しないなど、コスト的に厳しかったというのが感じ取れます。
不満ばっかりになっていますが、少なくともオプティマス本体には大満足。久々のジェネ系列での正統派リメイクということで期待していた分、コンテナで期待を裏切られたというか、本体の出来が良い分、余計に気になったというか。
デラックスクラスはまだ
「ホイルジャック」と
「アイアンワークス」の2つしか持っていませんが手堅い仕様で悪くない。ホイルジャックは3度目のジェネ系リメイクですが、リデコ関係の無い完全新規としては恐らく初。緑色のラインが暗めでちょいと渋め。下半身を揃えて捻る変形が気持ち良い。何故かカタカナで書かれた
「サイバトロン」の文字は気にするな
シージのデラックスは大抵、武器が複数付属して、合体させることが出来たのですが、アースライズでは基本的に一個しか付属せず、武装遊び自体は縮小気味な傾向。ピン打ちされた関節や、ジョイントの位置、エフェクト用ジョイントなどはそのまま受け継がれてはいますので、引き続き5ミリジョイントで武装させたり、エフェクトを付ける遊びも可能。
装備に変形する小型TFとエフェクトパーツがセットになった
バトルマスタークラスも、現状発表されているモノは武器では無くシールド兼タラップに変形。
オートボットからは
「サウンドバリア」が登場。エフェクトも爆発した様な被弾エフェクトに変更。個人的にはバトルマスター付属のエフェクトは癖が強い変なモノが多かった印象なので、使い勝手が良さそうなモノに変わったのは嬉しいポイント。
ただこのサウンドバリア、変形と言ってもほぼ寝かせただけ。そのまま道路にされたり盾にされたり、それで良いのかお前は。
ちなみに胴体は上から青く塗装されていますがクリア成型。脚を前に動かすと、背中のタラップに干渉して負担が掛かるので、あんまり動かしていると普通に股関節のボールジョイントが折れて壊れます。脚はあまり前後させない方が良いかも。脚が取れてもタラップとして機能するのがなんともまぁ・・・。
組み換え変形するデラックスクラスのウェポナイザー系も今回はマイクロマスター基地のリメイクという形で登場。アイアンワークスはG1の
「ビルドベース」のリメイク。
組み換えで基地に変形するだけでなく、タラップ接続で連結したり、マイクロマスターを載せたりも可能。
G1版で基地に付属していた黄色いトラックのマイクロマスター(
アイアントレッドに改名)が海外限定品でしか出てないのはどうかと思いますけどね。
G1版の戦闘タワーに該当するモードにも変形可能。基地の中央部にある、マイクロマスターを載せるカゴなども再現されています。何故か説明書やパッケージなどのオフィシャルには掲載されていません。何故にwhy?
シージのコグやシックスガンなどと同様に分離させてデラックスクラス以上のTFに装備させることも出来ますが、基地やタラップを優先している関係か、武装系のパーツが少ないので、ちょっと見栄えはイマイチかと。
この辺はもうちょい好きに組み替えたり、複数買いすればもう少し良くなるかも。
シージと比べて
「武器に名称とスペックが付かなくなった」「デラックスクラスの武器合体ギミックが無い」「新規バトルマスターが現状、タラップしかない」「ウェポナイザー系も武装はついでで基地がメインっぽい」といった点などから、シージの武装遊びは形式状、引き継いではいるがそこまで力を入れていない様な気がしますね。
武器の名称とか、別に気にしていた訳ではありませんが、しれっと廃止されたなーと。
全体的にマイクロマスターの基地ギミックをメインに仕込んでいる印象。
マイクロマスター各種は正直遊び辛く、2体合体した武器モードでもイマイチな見た目でしたが、アースライズで基地モードが導入されたおかげでやっと本領が発揮できたのではないかと思います。最も、国内版マイクロマスターは全部限定品なんですけども。
あと何故か説明書に赤フィルムを重ねて地図が見れるギミックが削除。シージでもパッケージに隠されたコードで見れた隠しコンテンツもおま国されていましたが、何故この手のギミックは潰されてしまうのか
アースライズはまだ序盤ですし、他にも沢山控えているのでシリーズとしては楽しみにしていたり。G1正統派リメイクとしての面も決定版らしさがあり嬉しい。同時に共通ギミックとして手軽に基地遊びが出来るというのも良いですねー。集めれば集めるだけ楽しさが広がりますし。マイクロマスターが漸く本領発揮できる。