これまでのあらすじ:TF以外の記事も書きたいと思いつつ、TFの記事をまた書いてしまう。
今回はトランスフォーマーの新シリーズ
「WFC:シージ」について遊んで気付いた事とかだらだら書くだけのお話。
「シージ」シリーズは
コンバイナーウォーズから始まり、
パワーオブザプライムで終えた
プライムウォーズトリロジーに変わる新しい玩具オリジナルリメイク系ライン
「WAR FOR CYBERTRON」シリーズの第一部として去年末から始まったシリーズ。国内でも2月辺りから展開が始まります。初代でお馴染みのキャラクター達が
サイバートロン星で戦っている時代をイメージしています。
「サイバートロンビークル」「ダメージ塗装」「武装ギミック」の3つを共通要素として展開している様です。大きく別けて、単体で武器に変形してエフェクトパーツが付属する
「バトルマスター」、小型TFの2体セットで合体すると武器になる
「マイクロマスター」、分解すると武装パーツになる
「ウェポナイザー」、そしてそれらを装備出来るデラックス~リーダーまでの本体となるTFの4カテゴリーが存在します。今回は本体となる
ハウンドとマイクロマスターの
「トップショット&フラック」を購入したので軽く紹介しようと思います。
ハウンドはG1ではジープに変形するのですが、シージではサイバートロンビークルという事で若干SF風にアレンジがされています。正直、サイバートロンビークルはあまり好きでは無いのですが、シリーズ全体でアレンジ加減が中途半端でアースビークルの面影も濃く、ハウンドは意外と好みでした。
変形は難しすぎず、簡単すぎずで丁度良い遊び易さ。意図的に可動箇所を軸可動にしたお陰から、各パーツがカッチリと固定されるので満足度が高いです。武器をしっかりと保持できる様、考慮して関節はボールジョイントを廃止し、固めの軸関節になっている他、腰が回転、足首も角度が付けられる様になっています。これらはシージの本体となるTF全ての共通仕様の様です。
サイバートロン星での激しい戦いをイメージしたダメージ塗装もされているのですが、ウェザリング塗装とかでは無く、銀で擦れた様な塗装をするというモノ。ハゲチョロ塗装とかをイメージしていたのかも知れませんが、個人的には微妙。ハウンドはそこまで気になりませんが、ヴォイジャークラス以上のモノは錆の様な見た目のプリントになっており、蛇足感がどうしても否めません。
武器を組み替えて合体させることが可能。ドラムマガジン風のパーツも取り外せるのが面白い。ハウンドの場合は連結して大型のキャノンになります。説明書には武器1つ1つにも名称が与えられており、武器でのカスタマイズを大きく推しています。この組み換えと武装遊びがシージの最大のウリとなっています。
お次は
マイクロマスターの
トップショット&フラック。1989年に発売した
マイクロマスターバトルパトロールチームのリメイク版といった感じで元々4体いたメンバーから2体をチョイスしています。小サイズできっちり変形をこなし、塗装箇所も多くそれなりにしっかりしていますが、頭部を回転させたり起すのに爪でやらなければいけない等、サイズに対して作りが細かいので、やや遊び辛い所もあります。ちなみにフラックがお気に入り。
合体することで大型武器に変形!するのは良いですが、ちょっとそこまで武器に見えないと言うか、大きいので使い勝手が悪いと言いますか。手持ち武器限定って感じで付属の武器と比べるとそこまで面白みが無い気がします。マイクロン伝説の時点で単体でロボ、ビークル、武器の3段変形をこなしていた事を考えるとわざわざ2体合体でやる必要があるのかなーと疑問が。マイクロマスターのリメイクも兼ねていると言う関係から制約も多いとは思いますが。
5ミリジョイントで武装できるので、これまでの登場した様々なカスタム系5ミリジョイント武器を装備!汎用ジョイントなのでシリーズを超えて使えるのが良い所ですねー。前身の関節がしっかりしているおかげでコレだけ装備しても重さで関節が負ける心配もありません。
過去にも2011の
ダークサイドムーンの
「メックテックウェポン」や2012の国内版プライムで登場した
「アームズマイクロン」など、5ミリジョイントによる武装カスタマイズをウリにしているシリーズは存在しました。しかし、劇中とは関係の無い玩具オリジナルのギミックであったり、後付けギミック故に関節が重さに負けてしまうなど、ギミックが完全に適合し切れていないところがありました。他にも武器が基本的に1個しか付属せず、単体だとプレイバリューにやや欠ける点もありました。どちらも武器には変形ギミックと合体ギミックを付けるなど、武器自体は非常に力が入っていましたが、本体の方がそこまで追い付けていなかったのだと思います。
しかし、今回のシージは徹底的に武装ギミックを付けることを考慮した設計なので、関節を強化したり、ジョイントを多く搭載。さらに単体でもある程度は武器の組み換え遊びが出来るなど、兎に角組み替えギミックに特化した仕様になっているのが良いと思いました。
「バトルマスター」「マイクロマスター」「ウェポナイザー」と武装用のクラスも用意しつつ、本体となるTFもクラス毎に武器のギミックが異なっている
(デラックス:組み換え、ヴォイジャー:武器の変形、リーダー:アーマー)など、徹底された仕様になっているのが素晴らしい。
シージシリーズをまだ2つしか買っていないので、アームズマイクロンなどの過去作から武器を引っ張ってきて武装させて遊んでいます。今はこの組み合わせがお気に入り。アームズマイクロンにはアーミーグリーンのモノがちょこちょこあるので、ハウンドを買ったら絶対に装備させようと決めていました。特に
シエルGRはお気に入りのアームズマイクロンなので絶対に使おうと決めていました。
どうだったでしょうか?今回紹介したのはシリーズ全体から見たらほんの触りに過ぎません。CW以降、恒例のシリーズ共通ギミックを維持しつつ、ここまで遊び易くかつ、単体でも楽しめるモノに仕上げてくれるとは思いませんでした。正直、最初は個人的には好きでないサイバートロンビークルである点や謎の汚し塗装、海外で同時展開しているサイバーバースやスピンオフビーと、いずれも初代をリスペクトしたシリーズだったので、3シリーズ同時に初代リスペクトと言う展開にやや不安だったのですが、そんなイメージも払拭出来る位に今回のシージは良く出来ていると思います。単体での満足度がかなり高いので、沢山買うってことは無いかも知れませんが、ちょこちょこ摘んで、また面白い要素があったらその2とかでも書こうかなーと。