パッケージ一部ウィンド仕様の箱。ミニフィギュアがウィンド部分で見えるようになっています。長方形では無く、表の右側面が斜めになっていたり。
「メガコンストラックス」はホットウィールやバービーなどで同じみの玩具メーカー、
マテルが展開するブロックシリーズ。KRE-Oなどと同じレゴと互換性を持つブロックで、組み立てメインの建築物や乗り物を作る基本的なモノから、オリジナルデザインのメカが登場するシリーズ、そして版権キャラ系など幅広く展開をしています。中でも
「コールオブデューティー」や
「HALO」など、レゴが手を出さない戦争系のゲームの版権を取得して様々な商品を出しているのも1つの特徴。ちなみに以前は
「メガブロック」と呼ばれており、今回のパッケージにもそのロゴがありますが、現在メガブロックは幼児向けブロック(レゴで言うデュプロ)のブランド名になり、従来のブロックは
「メガコンストラックス」にブランド名を変更したという経緯の様です。
「HALO」はマイクロソフトが2001年から展開している人気FPS。新たな植民地を求め宇宙に進出した人類と、複数の種族の異性人同盟軍
「コヴナント」との戦争を描いた作品。パワードスーツを装備した
「スパルタン」と呼ばれる特殊な兵士の一人
「マスターチーフ」が主な主人公。近未来系シューティングゲームの顔と言っても過言では無いでしょう。
パーツ構造的にはLEGOと大差が無く、ポッチ上部にロゴが無いくらいでしょうか。しかしレゴには存在しないであろう独自の形状のパーツも多いのが面白い。色が暗くて分かり辛いですが、ダークグリーンのパーツは銀?のグラデーションになっているモノも存在します。
お次にメガコンストラックスの特徴でもあるミニフィギュア。こちらにはUNSC海兵隊隊員のミニフィギュアが付属。アーマーを着たスパルタンでは無く、地球の
国連宇宙司令部(United Nations Space Command)、縮めてUNSCに所属のスパルタン達と一緒に戦う一般兵みたいなモノ。個人名は無く、あくまでもモブ兵士として付属させている様です。
メガブロック時代にかつてはレゴのようなブロック寄りの形状のモノを出していましたが、今では普通にアクションフィギュアとしても単体で通用しそうな見た目のモノに変わりました。その中でも旧素体と新素体があったようですが、こちらは新素体の模様。
分解し、各部のアーマーを外すことが可能。このサイズでここまで細かい仕様になっているのには驚き。ただ、胴体のアーマーは無理矢理外したので、あまりやならい方が良いかも。アーマーパーツは柔軟素材とかでは無く、普通に硬質プラなので付け外し自体、ちょっと気を使うんですけどね。
台座とショットガンが付属。台座はベージュと焦げ茶のグラデーションの様です。ショットガンは恐らくゲーム本編に出てくるM90の模様。実際のゲームに合わせて専用のモノを作ると言うのが良いですねー。
全身がグリグリしてポーズが取れます。頭部と股関節がボールジョイントで、肩、肘、手首、膝、腰が軸で可動。オマケに肩は開くことが出来、肘もひねりがあるなど、このサイズにしては異常なまでに動きます。足首が固定なのが惜しいですが、このサイズでなら十分でしょう。
LEGOと
KRE-Oのミニフィグと比べると頭1個分くらい大きめのサイズ。兜でサイズが増しているドリフトを比較に使ったのは失敗でしたね・・・。このサイズで可動とカスタマイズが楽しめるんだから恐ろしい。
お次が本セットのメインである
「ストライク サイクロプス」ブロックをを組み立てることで完成します。ゴツい体系や頭部の無いデザインや犬脚型などを、いかにも洋ゲーに出て来そうな大型兵器って感じで好きですねー。あまりにも色が暗くて分かり辛いですが、一応メインカラーはダークグリーン。所々に銀のグラデーションが入っています。大型なのに、武器は右腕のキャノンだけと言うのはちょっと物足りない様な。意外と巨体を生かした肉弾戦の方が多いのかな?
正面HALO世界の中の有人二足歩行型兵器「サイクロプス」の1種。どうやらサイクロプスはHALO本編での活躍は無い?様で、外伝的扱いの「HALO WAR」シリーズに登場する兵器の様です。その中の玩具オリジナルバリエーション機体みたいな感じの様です。
胴体が開閉しますので、UNSC海兵隊隊員を搭乗させる事が可能!勿論、載せたまま閉じることも出来ます。カッチリとジョイントなどで固定される訳では無く、ただ座らせるだけと言った感じでこれはちょっと残念。
ちなみにサイクロプスはフレームに外装を付けて行く様な仕様。
手足のフレームはクリップとペグを使った構造になっています。
武器のアームキャノン。重火器はコレだけです。指は3本指。
可動は軸可動で肩、肘、股関節、膝、足首とそこそこ可動。足首以外は捻ることもできます。足首は変わりに傾けることが可能。あと指も全て動かすことが出来る上に、親指は付け根から回転可能と可動自体は非常に優秀。つま先なんかも動かせますね。レゴのこのサイズのロボットは膝の可動とか省略されがちで残念だったので、コレは嬉しい。
しかし、パーツが取れ易いと言う難点が。肩のアーマーは干渉して簡単に取れる上に、各関節のペグが硬く、一方でクリップ部分が捻りに弱い為、関節を捻って角度を調整しようとするとそれなりに力がかかり、簡単にクリップ部分が外れてしまいます。思いの他、簡単に取れてしまう為、ガシガシ遊ぶのには向いてないですねー。ブロック玩具なので外れ難くてもダメですが、外れ易くてもダメな訳で。関節の構造がちょっと向いていない様に感じました。
以上、
「メガコンストラックス ストライクサイクロプス」でした。ミニフィギュアもサイクロプスも可動箇所が多く、レゴとはまた違った感覚で楽しめます。特にミニフィギュアの出来が良く、手頃なサイズで遊べるアクションフィギュアとしても成立しています。サイクロプスのパーツの取れ易さは残念ですが、飾っておく分には無問題なので、まぁギリギリ許容範囲でしょうか。メガコンストラックスってどんなモノなんだろうと興味を持って購入したのですが、良い感じなので今後もちょこちょこ摘んで行こうかと。