ビーストジェネレーションズがすげぇ良さそうな内容でワクワクしてる
今回は
「トランスフォーマーG2」のプロペラを発射するユニークなギミックを備えた
オートボットのローターフォースより、海洋防衛戦士
「マンタレイ」を紹介!
※日本未発売
パッケージ台紙に貼り付けるタイプのブリスターパッケージ。中身に対して台紙がやたらと大きいです。
台紙にガッツリと糊付けされているっぽいので開けるとどうしても破れたりしちゃうのが難点。普段はバリバリと開けちゃうタイプの私ですが、マンタレイは好きなTFで長年探していたというのもあり、今回はブリスターをカッターで切って中身を出しました。
裏面はテックスペックカードとローターフォース共通のラインナップ、ギミックを掲載しているのですが、画像が小さいので大きな台紙を使い切れていないという。
ビークルモード青と黄色のレーシングボートに変形。G2らしく主張の激しいペイントが各部に施されています。ローターフォースはプロペラを飛ばすギミックを持ったTFなのですが、そのままボートのプロペラにしてしまうという大胆な仕様。外見上の制約を上手くビークルに活かしたモノになっています。水上系のビークルを持つTF自体、珍しい部類ですがレーシングボートというチョイスもあまり見ませんね。レーシング用と思えば明るい色や目立つペイントなのもなんだか納得できるような。
フロントウィンドはクリアレッド。ちゃんと座席も用意されています。座席までモールドされているTFはそこまで多くはありませんが、この手のオープン仕様のビークルはちゃんと再現してくれることが多いので嬉しい。
サイド意外と側面には文字とか書かれておらず、大人しめ。緑のストライプが良いアクセントです。
トランスフォーム!プロペラとエンジン付近のユニットごとガポッと大胆に取れる。後は手足を伸ばす位ですが、最後に胸パーツをスライドさせて頭部が出現するのが好き。
ロボットモード後ろから見れば一目瞭然ですが、ほぼボートを起こして伸ばしただけの変形。ボート後部のウィングがそのまま肩にくるのでスラっとしていながらも力強いシルエットです。
黄緑色のストライプが目を引きますが、ビークルモード時の文字が背中に集中しているのもあり、表と裏で印象がかなり異なります。
体型で忘れがちですが、肘の位置がかなり低く腕が短め。これもう拳が曲がっているのに等しいのでは。ただ脚をハの字に開けたりと非可動系にしてはプロポーションはかなり良さげかと。
正面ビークルモードで海上を滑る無鉄砲な戦士。水冷式ターボジェットは時速200マイルを記録し、ロトプロップ・ウェポンで
ディセプティコンを水中から放り出す。
ちなみにヨーロッパ版での名称は
PIRANHA(ピラニア/ピラーニャ)
マーベル版G2コミックでは、
マトリクスの力で新たに生まれた
ディセプティコン(ローターフォース、レーザーロッド)の一体として登場。
メガトロンに率いられ
ジアクサス率いる新生サイバートロン軍団に挑むも敗北。対抗する為に
オートボットと同盟を結び、共闘。彼らと友好的な関係を築いていく一方で、
ディセプティコンへ忠誠心を周囲に疑われるという事態に陥ってしまいます・・・。
玩具と異なりディセプティコンとして誕生するものの、オートボット寄りの人物と描かれるという面白いパターン。
IDWではモブとして登場している他、
ユナイテッドEXでは
マリンマスターの正体としても設定されました。書籍ジェネ2013ではさらに設定が加わり、ステイシス状態になっていたマリンマスターの復活した姿がG2マンタレイと描写されていました。
フェイスアップボックスアートやパッケージ裏の試作品、コミックでも頭部は黄色ですが、玩具では普通に青。赤いバイザーにマスクとG2に多い顔つきです。集光ギミックで後ろから光を当てればボンヤリと光ってくれます。
ローターフォースは共通ギミックとして、ビークルモードの一部がプロペラをゼンマイで発射する武器で構成。マンタレイはビークルのエンジン部分が武器になっております。プロペラは予備で2個付属。もう1個はまだブリスターの中に残してあります。結構無くなりやすいのか、中古で探すと予備含め欠品なこと多いですね
ビークル、ロボットモードの両方でギミック発動が可能。さらにビークルモードでは発射ユニットの角度をある程度付けられたりします。
プロペラをセットした後、時計回りに回転させるとゼンマイが巻かれます。矢印で挿した根元のスイッチを押すことで・・・
プロペラが勢い良く発射!!上に向ければフワフワと遅めに、横に向ければ勢いよく正面に飛んで行きます。ゼンマイは最後までしっかりと巻かないと、パワー不足で上手く飛ばないかも。
ロボットモードで装備。3ミリジョイントで持たせる形となっております。つまり3ミリジョイント搭載のTFなら誰でもローターフォースになれてしまうのでは?
ギミック動画
勢いこそありますが、飛んで行くのもありプロペラ自体はかなり軽め。威力はそこまで強く無いです。
ポージング変形時の可動箇所を活かして手足の開き具合を調節できるのと肘が曲がる位。肩位なら上がるだろ、と思っていたのですが思ったよりも動きませんでした。国内ではG2と言えば可動な印象ですが、G1初期とEU系からの流用系以外にも、
オートローラーズや今回のローターフォースなど新規でも可動しないタイプはちょこちょこい存在しました。
ただ、ローターフォースのギミックは武器に依存しているので、ギミックで犠牲になっていない彼らに可動が搭載されていないのは、少し不思議かも。
レーザーロッドの
オートボルトと。
ローターフォースと
レーザーロッドはCMで一緒に紹介された以外にも、先述のG2コミックでマトリクスによって誕生したTFという共通点も。同時期でも可動にここまで大きく差があるのは珍しい。
マンタレイはネットでTF情報を漁りだした際にCMを観て存在を知ったTF。G2はロボットマスターズの冊子で存在を知った後に復刻版バトルコンボイを買い逃すなど、元々憧れの強い存在でした。
そんな中でもマンタレイは妙に印象に残っていまして。国内未発売という関係から、中々見かけないというのもあり、一度手にしたいと思っていました。8年近く前に見かけることこそあったものの、運悪く所持金不足で買い逃していたこともあって諦めきれていませんでした。
しかし、最近になって運良く新品未開封とかい妙にコンディションの良いモノを発見。やっとの思いで手にすることが出来ました。イーベイを使うという手もあったのですが、良いコンディションのモノを手に入れられたのもあり、長年待ち続けて良かったなーと。
いざ手にして見ると長年の憧れにより勝手に期待値があがってしまい「こんなモノか・・・」と思う所もありましたが、ローターフォースでしか味わえないプロペラ発射ギミックを味わえたのは嬉しい。小サイズで手堅くまとまっており、遊び易くて自分好みの仕様ではありましたし。
以上
「ローターフォース マンタレイ」でした。長年の憧れのTFを遂に手にしてしまった訳ですが、特にスライドして頭部が出現する変形とローターフォースでしか味わえないプロペラ発射ギミックを体験できたのが嬉しい。ギミックも外見もオンリーワンなTFだと思います。