今回はLEGO ヒーローファクトリー(hero factory)より、ファーノ(2010版)をレビュー。
ヒーローファクトリーについて簡単に説明すると、1999年のスライザー、2000年のロボライダー、2001年~2010年のバイオニクルといったボールジョイントを使ったブロックアクションフィギュアの流れの新シリーズ。2010年から始まり、現在も続いています。今回はその中から最初期のモノをチョイスしました。
日本では2010年秋にクリックブリック限定1290円で発売。
パッケージはボトルタイプ。中にパーツが収納されてます。他のレゴ製品と違ってCGモデルを使用。コレはヒーローファクトリー全製品共通。裏面にはヴィランのローターとの対決イメージ画像が。
頭パーツとヘルメットパーツ。頭パーツはバイオニクルのグラトリアン期のモノと同じパーツ。ヘルメットパーツはファーノ専用のパーツです。バイオニクルのカノイマスクにあったような特別な能力とかはありません。
ボディアーマーパーツにヒーローコア。ヒーローの命であるコアはクリアパーツ。
ヒーローの素体。
ボールジョイントとシャフトを使い組み立てて行きます。構造はかなり簡素。
アーマーを付けてファーノの完成。ヒーローファクトリーは素体にアーマーを付けて組み立てるモノが多く、バイオニクルとはまた違ったイメージを作り出すのに成功してますね。ファーノのパーソナルカラーである赤いアーマーに黄色の手足がよく似合います。背中は特にパーツもないですが、綺麗にまとまったデザインです。脚にアーマーを付ける事で、貧弱さをカバーしています。
バストアップ
インカムが付いたようなヘルメット。
ヒーローコアとボディアーマーで作られた、胸のヒーローファクトリーのHのマークが好きです。
ここで軽く設定に触れますと、
本名:ウィリアム・ファーノ
アルファワンチームのルーキーヒーロー。炎系の武器を得意とする。優秀なヒーローではあるが、まだまだ未熟な所もある。本人もそれを気にしているのか、良い所を見せようと必死であるがそれが裏目に出てしまう事も。ヒーローコアが特別な反応を起こす事があり、内なる力を秘めていると思われると注目を浴びている
武器のファイヤー・シューター。
火の玉を打ち出す銃。剣の様にも見えるが、設定では先端のオレンジの部分は実質エフェクトで銃本体は銀の部分だけである。パーツとしては銀と半透明のオレンジの二色形成で、シャフトで手に持たせます。
二本あるので両手に持たせて二丁にしてみたり、設定を無視して自由に剣の様にしてみたり・・・
肩のシャフト穴に刺してブースターの様にしてみたり、単体でも色々遊べます。
ポージング。肘や膝が曲がらず、脚のアーマーが足首の可動を制限してたりとあまり動きません。その代わり、肘と膝には少し角度が付けられているので多少はそれらしいポーズが取れる様に工夫されてます。
フィギュアは武器等を外せば崩す事なく、ボトルに収納可能。ブロックトイではありますがアクションフィギュアの面もしっかり意識されてます。アニメではこのボトルが小型のシップとしても活躍しました。
バイオニクルの流れを組みつつ、新しくイメージを与えたヒーローファクトリー。その中でも主人公ポジションのファーノはバランス良くカッコいいモデルとなってます。可動の少なさは気になるポイントではありますが良く出来た一品ですね。