海外製品を記事にする時は基本的にタイトルは英語表記なんですけど、コイツは国内でも発売しましたからね
善悪反転したシャッタードグラスの世界と通常世界が遂に衝突!!「トランスフォーマー ボットコン2012」より善のディセプティコンで悪のウルトラマグナスのライバル「トレッドショット」を紹介!!
サイズはデラックスクラス
パッケージ本体と説明書、カードをそのままビニールでくるんでテープで封をした簡易的なパッケージ。
本来では
SGウルトラマグナス、SGトラックス、SGサウンドウェーブ、メタルホーク、ギガトロンと一緒にボックスセットとして6体セットに販売されていました。ボットコン会場では同時にボックス無しでも販売していた様で、今回はその中からSGトレッドショットだけを入手しました。国内では
e-hobby限定でボックスセットが販売していたので持っている方も多いんじゃないでしょうかねー
2016を最後に終了したTF公認ファンクラブ
「トランスフォーマーコレクターズクラブ(TCC)」が毎年アメリカで開催していたTF最大のイベント
「ボットコン」。そこでは毎年特定のテーマを決めて、限定玩具が販売されていました。
ボットコン2012のテーマは
「侵略」。ボットコン2008で登場した善悪が反転し、
悪のオートボットと
善のディセプティコンの世界
「シャッタードグラス(SG)」がTCCにおける通常TFが活躍するクラシック世界とクロスオーバーするというもの。SGオートボットが通常世界に侵略を開始、それを追ってSGディセプティコンも出現。善のオートボットがSGディセプティコンと共闘して
SGウルトラマグナスの野望を止めるというのがおおまかなあらすじ。
ビークルモード青いスポーツカーに変形。玩具としては2011年に販売された
RTSスペシャルオプスジャズのリデコ。ビークルでは特にリデコ箇所はありませんが。鮮やかな青とクリアイエローのペイントが特徴。ライト各種や後部ウィンドは塗装済み。限定品なだけあってしっかり塗装されていると嬉しい。銀のストライプも程よいアクセントとして一役買っています。SGディセプティコンということで赤いディセプティコンエンブレムがボンネットに付いていますが、どういうわけか微妙に青みががっているので赤紫って感じ。
SGキャラということで通常世界にも元ネタがいることになるのですが、コイツの場合ちょっとややこしい。
G1トレッドショットである
アクションマスター版が元ネタでは無く、
ユニバース版トレッドショットが元ネタ。そして青いボディとクリアイエローの窓はユニバース版のリペイント元である
アルマダサイドスワイプ/マイ伝ステッパー由来で、ビークル時の銀のストライプはユニバース版由来という訳です。
ついでに言えばユニバース版のカラーリングの元ネタが
G1デッドエンドというのもあり、マイ伝ステッパーをG1デッドエンド風にリカラーしたヤツが元ネタと複数のキャラの要素を含んだ存在だったりしちゃうのです
サイド成型色の関係でドア根本が黄色くなってしまったのが気になりますね。下からちょいと腕がはみ出ていますが、他のRTSスペシャルオプスジャズ型と違ってビークルモードのボディと色が違うのでコチラもちょいと目立ちがち。
ギミック一度ドアを開け、パーツを弄ることで中から
「ソニックアクセラレーター」が出現!ジャズの時はスピーカーでしたが、加速装置みたいなモノでしょうかね。
トランスフォーム!ボンネットを胸にし、内側に腕、後部が脚になるスポーツカー型お馴染みな変形パターン。外装を残して内側の脚だけを回転させて伸ばす変形とか好きですね。
ロボットモード胴体に来るボンネットや背中のドアなど、スポーツカー型におけるオーソドックスな見た目。沢山リデコされて色んなキャラにさせる型なだけはありますね。ジャズのリデコということで頭部が新規のモノになっています。青が目立ったビークルモードから黄色と黒の露出が増え、ちょっと印象が変わったんじゃないでしょうか。
頭部含めユニバース版トレッドショットやマイ伝ステッパーにはあまり似てない見た目なのもあり、新キャラといった印象を強く受けたり。個人的にTCCの玩具は新規キャラの方が好きだったりするのでアリな部類。
正面SG世界の戦前、ただのサイバートロニアンしかいない頃、
トレッドショットと
ウルトラマグナスは、伝説の武器マスターである
トレブルと
ゲインの弟子でした。2人の生徒は、どちらが最強で最速かを証明するために、友好的な関係で勝負をし、お互いに競い合う関係でした。しかしウルトラマグナスが
オプティマスプライムの
悪のオートボット軍団に加わり、大混乱を引き起こしたとき、トレッドショットは彼らの軍団に加わることを拒否。代わりに
メガトロンが立ち上がった
第二次サイバトロニアンウォーにおいてトレッドショットは
ディセプティコンに加わることにした。彼の選択ははウルトラマグナスにとって最大の裏切りと見なされ、2人の競い合いは最悪なモノに成り果てた。2人は戦場で会うたびに、お互いに相手を殺すことによって、永遠の確執に終止符を打とうとしている。ウルトラマグナスがパラドロンの刑務所から解放された今、トレッドショットは
ディセプティコン タスクフォースを率いて、前の友人を裁判にかけなければならない。彼は過去の指導者の教えから
ソニックアクセラレーターと強力な
パルスデマグネタイザーを装備している。
TCCのテックスペックは長文で訳すのが大変。SGウルトラマグナスとライバルという設定はユニバース版トレッドショットがウルトラマグナスとの対決セットで販売されたことへのオマージュでしょうね。
フェイスアップボットコン限定らしくリデコの新規頭部・・・と言いたい所ですが、この頭部はTCC側がボットコン用に作り起こして用意したモノでは無く、元々RTSスペシャルオプスジャズを制作した際にリデコバリエーションとして最初から用意しされていたモノだった様で。元々、何のキャラの為に用意したのかは知りませんが、未使用で終わっていた所をこうして拾われたみたいです。
ゴーグルとか眼鏡を掛けているかのような目が特徴。集光ギミックは目が青で塗りつぶされている関係で機能しません。
武器の
パルスデマグネタイザー。ビークルモードではフロントの下折りたたんで収納しています。
ギミックロボットモードでも
ソニックアクセラレーターは展開可能。個体差か、私が所持しているモノはCクリップ部分が取れ易くて展開しようとする度に外れがち。
さらにソニックアクセラレーターは取り外してパルスデマグネタイザーと合体可能!ジェネ系列にしては武器の展開から組み換えまで出来たりとプレイバリュー高め。
ソニックアクセラレーターを展開してパルスデマグネタイザーを装備。黄色い箇所が増えて賑やかな感じに。
ポージング当時のジェネ系列の中でも多くの可動箇所を持っています。手首は勿論、腰まで動いちゃう。ボールジョイントによる可動は少なく、軸可動メインなのも好きなポイントだったり。
付属のテックスペックカードと説明書。コレクターズクラブの限定玩具といえばこのカード。通常のTFなどに付いていたりするモノと比べて大きく、片面印刷なのが特徴。説明書は見出し部分は新規ですが、説明用の図面時はリデコ元となったモノを使っています。
ボットコン2012のコミックでは
SGウルトラマグナスを追って
SGサウンドウェーブ、SGオクトパンチ、SGストラクサスらと共にクラシック世界に合流、オートボットと協力してSGウルトラマグナスを追い詰めて行きます。特に
キックオーバー(キックオフ)と共闘することが多かったです。生憎私はボットコン2012版キックオーバーを所持していないので
アクションマスター版で代用。
以上
「ボットコン2012トレッドショット」でした。実は初めて手にするSG玩具。SG自体はTCCが味を占めたのか乱発し出したり、既存のTF玩具をSGシリーズのキャラに見立てたりすることが多くてあまり好きではないのですが、玩具としては好きなヤツもちょこちょこいたりします。そんな中の1体であるトレッドショット。良い意味で普通のTFらしい、SGっぽくない見た目が気に入っています。眼鏡を掛けた様な顔と明るいカラーリングもお気に入り。