いや、ほらなんかペプシを手に入れるキャンペーンが流行っているじゃん?あとコンボイが復刻版出るし。
ペプシコーラとTFがコラボ!過去のキャンペーンから大幅に発展したちょっと異色なコラボTF、
「ペプシコンボイ」を紹介!
パッケージ箱型パッケージ。まだタカラのロゴで懐かしい。
初代がアメリカで放送されていた時期に
「ペプシコーラを買ってオプティマスの玩具を当てよう!」という趣旨のキャンペーンがありまして。その際プレゼントされたモノ自体は当時発売されていた玩具と同じでしたが、ペプシロゴのシールが同梱されていた模様。そのキャンペーンを意識して登場したのが今回の
「ペプシコンボイ」の様です。アメリカのキャンペーンを意識した国内オリジナル商品という、良くわからない趣旨のアイテム。そもそもアメリカのキャンペーンならペプシコンボイじゃなくて
「ペプシプライム」とか
「ペプシオプティマス」なのではというツッコミをしてはいけない。ちなみに2007年に仕様を変えて
「ペプシオプティマスプライム」としてアメリカでも発売した様です。
私の記憶ではこの頃のTFはテレビシリーズのギャラクシーフォースを終え、実写前というのもあり特にこれと言ったシリーズも無く、TF冬の時代。
キスぷれや
復刻版G2バトルコンボイといった微妙にメジャー所を外したマニア向け商品を細々と出していました。そんな時期に登場したのがこのペプシコンボイ。何を考えているのか。
ビークルモードトレーラートラックのキャブに変形。コンボイの銀色のラインをペプシロゴの白い模様にアレンジするという面白いアイディア。コンボイの赤と青のボディカラーも活かされています。近年のMPver2を使ったコラボはボディカラーそのモノを変えてしまっている為、コンボイである意味があまり無いと感じているのもあり、このアイデアは好きですねー。あと埃を落とせていない・・・。
サイド横のラインが曲線を描く事でペプシのロゴになっているという。前部の下側が青く塗装されていますが、結構違和感が無くそのまま受け入れやすい見た目。左側はサイバトロンエンブレムでは無く、ペプシのロゴになっています。この頃はまだ、日本でのペプシのロゴは変わる前でした。今ではロゴが変わっちゃいましたからね。また、エンブレムも当時品や過去の復刻版ではリベットのモールドの上からシールで貼っていたものが、プリント仕様になっていたりと変更点があったり。アンコール版よりも先にエンブレムのプリントを採用していたんですね。
トランスフォーム!!コンボイ自体は特に色以外変更が無いのでお馴染みの「後部が脚に、排気管や前部下部が腕に、裏返して頭部が出現」するいつものパターン。相変わらずカッチリしていて遊び易い。残念ながら拳は余剰パーツ。あとどうしても腕のシールは変形の際、干渉して傷んでしまう様な・・・。何か上手い避け方とかあるんでしょうかね。
ロボットモードお馴染みの姿ですが上半身に青が増えたことで少し雰囲気が変わった感じ。膝とつま先はシールが無くなり、ロゴを意識した模様に変わっています。胸とつま先がダイキャスト製のおかげでズシリと重く、安定感があります。G1初期玩具はこのダイキャストの重みが安定感あって良いですね。
正面役職はキャンペーン指揮官。
NASA開発の
「意思を持った金属生命体」がサイバトロンの手により伝説のサイバトロン司令官の姿を与えられて誕生した。彼は自由と平和とペプシの清涼感を愛し、人々の渇きを癒す事を使命としている。
察しの良い人はお気付きでしょうが、要するに
ペプシマンがコンボイ司令官の姿を手に入れたと言う設定。つまりコンボイとは別人。スペックも一部変化しており、火力が3まで下がっています。
フェイスアップ埃が相変わらず付いていますね・・・。ぱっと見、普通のコンボイですが・・・
横顔を見ると判明しますが、耳?に当たる丸い部分にペプシのロゴがプリントされています。コレは上手い。
武器のCO2ソーダガン。コンボイガン初期版と同じ形状ですが、キャンペーン指揮官という事でか恐らく銃器では無く炭酸水が出るとかそんな感じのモノかと。
ポージングG1型といえど、侮るなかれ。結構、動きます。特に腕。膝とかも変形に関係ない箇所にも関わらず動いたりと嬉しい。
ボトルステーションこの商品の一番のポイントでしょうか。完全新規の台座コンテナが付属。従来の初代コンボイのコンテナに当たる後部ユニットが専用の台座になっています。設定上は大容量のコーラボトルとグッズを積載する、移動司令部とのこと。申し訳程度にペプシのシールが貼られており、これだけだとペプシとのコラボ要素は薄め。シールさえ張り替えてしまえばコカだのマウンテンデューとのコラボと言い張れてしまうのが惜しい。
上から
ボトルとボトルキャップを置く用のガイドが設けられています。
裏から
コンボイガンとビークルモードで余剰になる拳パーツがセット可能。地味に気が利いている・・・。恐らく黒いシャーシや車輪、スタンド部分は通常のコンテナと同じ型を使っていると思われます。
キャブに本体に接続。通常のコンテナと同じで載せるだけ。
500mlボトルや350ml缶、ボトルキャップなどを台座に載せることが可能!横置きなら500mlボトルが一本、縦置きならボトル、缶共に3本までセット可能。また、ボトルキャップであれば12個まで置くことが出来ます。写真は付属の紙製のダミーをセットしたモノ。今は無きペプシツイスト500mlボトル缶ですね。
自分はこんな感じでペプシ缶、ウルトラフリーポーズフィギュア・ペプシマン、ボトルキャップを載せて飾っていました。撮影用にペプシ缶を買ってきたはいいけど、ロゴが変わった関係から少し浮いている・・・。
アンコール版コンボイと各種比較。単体でのプレイバリューはローラーの削除やコンテナの変更で大きく劣ってしまいますが、ペプシ関連のグッズを載せる等といった遊びの面ではなかなかのプレイバリューを誇るかと。これが発売した2006年にはペプシマンは廃れていたような気もしますが。あと、一応コンボイとは別人なおかげで別々のキャラとして一緒に遊べたり。
バンダイの
ウルトラフリーポーズフィギュア・ペプシマンと。正直この写真が撮りたくてペプシコンボイ買った、みたいな所あります。設定上は恐らくペプシマンの新しい姿という扱いですが、明確にペプシマンと記載されている訳では無いので一応別人説も出来なくは無いです。
以上、
「ペプシコンボイ」でした。海外キャンペーンを意識した商品を国内オリジナルでTF冬の時代に発売するというよくわからん趣旨でしたが、モノとしては中々面白く、近年のただコラボカラーにしただけの某アパレルブランドコラボよりも余程力が入っていると感じました。