パッケージ今回紹介するのは復刻版。この時期の復刻版のミクロマンは、一部はブリスターパックで売るなど、パッケージが当時品とは異なることもありましたが、アクロイヤーはかなり当時品に近いパッケージでの販売になりました。雰囲気はほぼ当時品のままですが、復刻版を表す文字やタカラのロゴ、裏面の注意書きなどが変更されています。
設定や遊び方以外にもカラーバリエーションも紹介。赤、銀、青の三体。この3色以外にも、当時のカタログに写り込んでいた緑のグリーンスターも復刻版オリジナルで追加。10体入りの1ボックス内に1体だけ入っていたとか。
全員、箱が共通と思いきや、ちゃんと表面の名前の部分だけは変わっています。
「ミクロマン」は1974年に登場したタカラのオリジナル玩具シリーズ。約10センチのミクロマンと呼ばれる小型フィギュアを中心にビークルや基地などのマシンも合わせて展開。玩具の大きさが設定上の身長と同じであり、1/1サイズとして遊べるのが特徴。
メディア展開はTVCMと書籍のみであり、アニメ展開が無かったのも特徴の一つ。
ひょろりと細長く、丸い拳や2つに分かれたつま先など、不気味な見た目。メカっぽい宇宙人といった感じでしょうか。
ダイキャスト製の胴体でズシリと重い。各部にメッキを使っている他、判り辛いですが手足はスモークグレーのクリアパーツになっています。先述の通り、胴体がダイキャスト製な上に足が小さいので、不安定でめちゃくちゃ倒れ易い。ただ、手のひらサイズなのにズシリとした満足感があるのは良いですねー。
ミクロマンは設定上1/1スケールなので、アクロイヤーも実際にこのサイズ。玩具を本物の様に感じさせる面白い設定ですね。
背中のアクロウィングは付けておくのが個人的にはデフォルト。
正面地球をアクロイヤーの理想郷
「アクロトピア」に変えようと暗躍し、破壊活動を行うミクロマンの悪役。その正体はミクロマンが、ヘドロなど地球の環境汚染で変異してしまった姿。
フェイスアップ直線で構成された表情の読めない顔。
各部の接続は大体5ミリジョイントなので、分解して組み替えることが可能。拳も取れるのですが、ココは何か5ミリジョイントでは無さそうだったので、あえて外していません。
メッキパーツはジョイント部分までメッキかけされている上に、胴体はまるごとダイキャスト。メッキはゴリゴリ剥がれますし、ジョイントはダイキャストにガリガリ削られます。
新品のシルバースターの腕を動かそうとしたら、胴体にガッチリ保持されており、ジョイントがねじ切れたこともあったり。正直、遊び辛い。
バズーガA、アームローラー、車輪が付属。バズーガAはスプリングでメッキの弾を発射可能なのですが、小さい上に勢いが強いので紛失に注意。予備としてもう一発付属はしますが。
付属品とアクロイヤー本体を組み合わせることで
「アクロカー」が完成???・・・・・ナニコレ。
脚の間に車輪を挟み込んでいるので、3輪仕様。良く分からない物体ですが、車輪は回転するので走らせることが可能。
バズーガAとか上を向いていたりと色々と不自然ですが、パッケージ裏だとこの組み方。
流石にちょっとアレ過ぎな見た目なので、私はこの形で組んでいます。
ポージング手足が軸で可動。殆どがジョイント兼用ですので、削れて緩くなっていたり、逆にギチギチだったり摩耗していたり・・・。
脚も開けない上に、先述の通り倒れやすいのでスタンド必須。
レッドスターの紹介自体はほぼ終わりですが、忘れちゃいけないカラーバリエーションの
ブルースターと
シルバースター。胴体の色が違うだけですので、細かい説明は省略します。
アクロイヤーの多くは、毎回3種のカラーバリエーションが登場。胴体の塗装が違うだけという大胆な仕様。形状もオプションも同じ。
胴体の色が違うだけですが、なんだかレッドスターに比べて他2人はクールそうに見えますね。バリエーションとしては違いが少なすぎて、物足りなさすらあるのですが、3体揃えると統一感があってカッコいい・・・。
当時連載していた漫画版では3体揃うことは無く、1体しか登場しなかった様な・・・?
かつては同じ種族であった
ミクロマン(M102ジャック)と。
メッキやクリアボディ、ブレストなど特殊な見た目をしつつも人っぽい見た目を維持したミクロマンに対し、完全に別物と化したアクロイヤー。
外見以外にも乗り物や基地との組み合わせによる遊びを重視しているミクロマンと、ダイキャストや5ミリジョイントの組み換えなど、単体で完結している傾向のアクロイヤー。アクロイヤーの商品数が少ないのもあって方向性が大きく異なっていますね。
リメイク版ラインとも呼べる
マグネパワーズ版アクロイヤーの
デモングリーン(レッドは未所持)と。
モールドがグッと増えて有機的かつ複雑なデザインに変わりましたが、頭部やつま先の形状、右上のボール状の腕などはバッチリと継承されています。
以上
「アクロイヤー レッドスター」でした。私が初代ミクロマンを集め出すキッカケになり、(多分)最初に手に入れた商品。ミクロマンとは違ったカッコよさと、そのシンプルな見た目に魅かれました。正直、遊び辛くて玩具としては苦手な部類なのですが、3体揃えて飾るとうっとりしてしまいます。